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創造するチカラ
本日は三連休最後の「海の日」です。この2日間も特に休みらしく休んだ感じはしませんが・・・、今日は自分へのご褒美として、「読書の日」としたいと思います。
オフィスの床に平積みされているレギュラー本の中から、どれを再読しようか。(まず、本棚買えや!ってツッコミはなしで。)
今日、私が必ず読みたいのは、こちら。
本書は過去に偉業を成し遂げた「天才」と言われる人物達、その多くが「クリエイティブ・ペア」と呼ぶ二人組で取り組んだことを研究した本です。また、「孤高の天才」と評されるような人も、その周りには天才を支援する名もなき(表舞台に名前が出てこない)人たちがたくさんいたことを明らかにする本でもあります。
最初に読んだ際に、とても意味深く感じたのは、
『うまく機能しているペアは決まって、良好な関係のカギは、相手に十分な空間を与えることだと言う。・・・大半の人が求めるのは、物理的に完全に離れている状況と、できるかぎり近くで密着している状態の、中間あたりの距離感だろう』
(本書190P 15章「多様な距離感」より)
の箇所です。
これは人間同士、誰とでも共通のテーマで、ペアにとって最高のパフォーマンスを発揮する距離感は、その二人だけのオリジナルの間合いがあります。遠すぎても、近すぎてもいけません。どの距離が成果を最大化するか、常に意識しておく必要があります。これは夫婦でも親子でも、同じことが言えるのではないでしょうか。
私がコーヒーをすすりながら、本書をリビングで読んでいると、早起きした娘から声を掛けられました。
「私の本も読んで!」
クリエイティブな彼女が30分で書き上げた本書が以下です。
タイトル「ねことねずみ」
登場人物:猫のねいりー、ネズミのねみー
ねいりーがあそんでいると、
いれて。とねみーがいいました。
ねいりーとねみーがあそんでいました。
ねいりーはようがあるのでいきました。
ねみーはねいりーのちーずをとりました。
ねいりーはちーずをたべたひとがわかるんです。
そう、ねみーですよねぇ。
ねいりーはカンカンです。
だいじょうぶ、よそのいえにいわれました。
ねいりーはおこりにいきました。
(ねみー、?)
・・・・
・・・・
どうですか?
猫とネズミという古典的な切り口、チーズを奪い合う様、猫が怒ってネズミを追いかける・・・
そう、完全に、トムとジェリー(笑)
きっとどこかで見て、自分の中で消化して、これを生み出したんだと思います。
私がここで言いたいのは、どんなにクリエイティブな作品でも、その作品に影響を与えた数々の人々、誰かの作品があって、初めて何かが生み出させれると言うことです。人は自分ひとりで成し遂げらることなど、何もありません。必ず、誰かの影響を受け、インスパイアされています。それに気づけるかどうかが成功のカギかもしれませんね。
彼女が公園遊びのオヤツとして買った「さけるチーズ」、こっそり食べたのは私です…
カンカンに怒ってるのを、絵本で伝えたかったのかなぁ。