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2017.07.17

創造するチカラ

本日は三連休最後の「海の日」です。この2日間も特に休みらしく休んだ感じはしませんが・・・、今日は自分へのご褒美として、「読書の日」としたいと思います。

オフィスの床に平積みされているレギュラー本の中から、どれを再読しようか。(まず、本棚買えや!ってツッコミはなしで。)

今日、私が必ず読みたいのは、こちら。

POWER OF TWO 二人で一人の天才

 

本書は過去に偉業を成し遂げた「天才」と言われる人物達、その多くが「クリエイティブ・ペア」と呼ぶ二人組で取り組んだことを研究した本です。また、「孤高の天才」と評されるような人も、その周りには天才を支援する名もなき(表舞台に名前が出てこない)人たちがたくさんいたことを明らかにする本でもあります。

最初に読んだ際に、とても意味深く感じたのは、

『うまく機能しているペアは決まって、良好な関係のカギは、相手に十分な空間を与えることだと言う。・・・大半の人が求めるのは、物理的に完全に離れている状況と、できるかぎり近くで密着している状態の、中間あたりの距離感だろう』

(本書190P 15章「多様な距離感」より)

の箇所です。

これは人間同士、誰とでも共通のテーマで、ペアにとって最高のパフォーマンスを発揮する距離感は、その二人だけのオリジナルの間合いがあります。遠すぎても、近すぎてもいけません。どの距離が成果を最大化するか、常に意識しておく必要があります。これは夫婦でも親子でも、同じことが言えるのではないでしょうか。

私がコーヒーをすすりながら、本書をリビングで読んでいると、早起きした娘から声を掛けられました。

「私の本も読んで!」

クリエイティブな彼女が30分で書き上げた本書が以下です。

 

タイトル「ねことねずみ」

登場人物:猫のねいりー、ネズミのねみー

 

 

 

 

 

ねいりーがあそんでいると、

いれて。とねみーがいいました。

 

 

ねいりーとねみーがあそんでいました。

ねいりーはようがあるのでいきました。

 

ねみーはねいりーのちーずをとりました。

ねいりーはちーずをたべたひとがわかるんです。

 

 

そう、ねみーですよねぇ。

ねいりーはカンカンです。

 

 

だいじょうぶ、よそのいえにいわれました。

ねいりーはおこりにいきました。

 

(ねみー、?)

・・・・

・・・・

どうですか?

猫とネズミという古典的な切り口、チーズを奪い合う様、猫が怒ってネズミを追いかける・・・

そう、完全に、トムとジェリー(笑)

きっとどこかで見て、自分の中で消化して、これを生み出したんだと思います。

私がここで言いたいのは、どんなにクリエイティブな作品でも、その作品に影響を与えた数々の人々、誰かの作品があって、初めて何かが生み出させれると言うことです。人は自分ひとりで成し遂げらることなど、何もありません。必ず、誰かの影響を受け、インスパイアされています。それに気づけるかどうかが成功のカギかもしれませんね。

 

彼女が公園遊びのオヤツとして買った「さけるチーズ」、こっそり食べたのは私です…

カンカンに怒ってるのを、絵本で伝えたかったのかなぁ。